コンクール

若手演出家コンクール

若手演出家コンクール2020
🏆 最優秀賞決定!

最優秀賞 三上陽永東京都

審査概要報告

今年度78名の応募者から第1次審査を通過した15名で第2次審査が行われ、昨年12月に4名が優秀賞に選出表彰された。この4名から最優秀賞を決する最終審査上演が2021年3月2日(火)~3月7日(日)下北沢「劇」小劇場にて行われ、各組二回の上演を行ない、最終日3月7日16時より審査会が行なわれた。
今回の審査会は、政府より要請のあった新型コロナウイルス感染拡大を防ぐための要請に基づいて、土日の上演は関係者のみでの上演となった。
エントリーされたのは下記4名。

  • 今井尋也<東京都>『シルクロード能楽会「道成寺」疫病譚』
  • 國吉咲貴<埼玉県>『おもんぱかるアルパカ』
  • 伏木啓<愛知県>『The Other Side – Mar. 2021』
  • 三上陽永<東京都>『見てないで降りてこいよ』

公開審査会を担当した審査員は下記8名。
鵜山仁(文学座) 加藤ちか(舞台美術家) 坂手洋二(燐光群) シライケイタ(劇団温泉ドラゴン) 日澤雄介(劇団チョコレートケーキ) 平塚直隆(オイスターズ) 山口宏子(朝日新聞記者) 流山児祥(日本演出者協会理事長)
尚、今回4作品の観劇が出来なかった わかぎゑふ(玉造小劇店・リリパットアーミーⅡ)はオブザーバーとして審査会に出席した。

司会進行は実行委員長の大西一郎、採点進行は実行委員の小林七緒、西沢栄治が行なった。まず各作品について審査員が討論形式で審査コメントを述べていった。各候補者と審査員とのやりとりも交えながら、全作品についての熱のこもった議論が行われた。そして投票、各審査員が全候補者の順位に従って4点、3点、2点、1点という4段階評価での採点を行った。
休憩後に開票、集計。
開票の結果は次のとおりとなった。

上記のような投票結果で、まれにみる僅差で最優秀賞は三上陽永に決定した。
副賞は50万円である。

最終審査結果確定後、流山児祥理事長により最優秀賞の表彰が行なわれ、全候補者挨拶と受賞スピーチをもって若手演出家コンクール2020は閉幕した。
若手演出家コンクール2021の募集は本年5月からはじまり、最終審査会は2022年3月1日~3月6日に下北沢「劇」小劇場で行われる予定である。


(文章中の敬称は略)

実行委員長 大西一郎(ネオゼネレイター・プロジェクト)
事業部長  西沢栄治(JAM SESSION)

文化庁委託事業「令和2年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」
主催:文化庁/一般社団法人日本演出者協会
企画制作:一般社団法人日本演出者協会
協力:本多劇場グループ

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