『楽しくつながるプロジェクト』2025 ワークショップ&シンポジウム ~共生社会実現のために~

<< 楽しくつながるプロジェクト >>とは?
日本演出者協会は、演劇で社会に役立つことを使命とし、全国各地での育成事業に取り組み、この数年間では各地の要請で社会包摂に関する講座を開催してきました。2018年、社会包摂部を立ち上げ、演劇が各地域の 「共生社会」 実現に向けて意義ある役割の一端を担えるよう努めています。2020年8月からは、文化庁の委託を受け、孤立や差別がなく、人と人が優しくつながることを目標に《楽しくつながるプロジェクト》という事業を推進しています。

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ワークショップ

様々な障害のある人たちと演劇・身体表現・音楽など多様な手法で長くワークショップを実践してきた小松原修さん、作業療法士の視点から演劇をコミュニケーションツールとして応用している川口淳一さんを講師に迎え、ファシリテーターや共生社会の活動に興味がある方を対象にしたワークショップを行います。

会場:新宿NPO協働推進センター
(〒169-0075 新宿区高田馬場4-36-12 TEL:03-5386-1315)
アクセス

2026 年 2月 11日(水・祝) 10:30~12:00

認知や言葉の違い、身体的な制限などさまざまな条件の下で、ここに参加してくれているみんなが、【楽しかった、活躍できた】と思ってもらうことを必ず大切にしてきました。今回は、教育の専門家として、インクルーシブ教育を意識した内容に触れたいと思います。

講師:小松原 修(こまつばら おさむ)

佐賀大学大学院准教授。ファミリーシアターやエイブルオンラジオなど、演劇・メディアを使って、障害当事者の魅力を新しい形で社会にブランディングしている。KDAサポートセンター(2020年〜2022年)、岡山(2023年〜2024年)にて舞台演出等。2018年「障害者の生涯学習支援」文部科学大臣表彰。


2026 年 2月 11日(水・祝) 13:00~14:30 

居場所、居心地。そこに「居る」ということは実に個性的で魅力的な行為だと思います。何かをやるというdoingと、同じ空間に佇むbeingをのんびりと感じ合えることを、体験を通しながら皆さんと考えることができたらと思います。 

講師:川口 淳一(かわぐち じゅんいち)

作業療法士(茨城県)。長崎大学医療技術短期大学部卒。長崎では学習障がい児との演劇活動「のこのこ劇団」を立ち上げる。その後、北海道富良野市の介護老人保健施設にて、高齢者が演劇創造に参加する機会を提供し、役割が明確な作業の効果について検証する。著書「リハビリテーションの不思議——聞こえてくる高齢者の〈こえ〉」(青海社)がある。


参加費
ワークショップA・B  各 2,000円 

定 員
ワークショップA・B  各 25名 (手話通訳あり)

応募条件
共生社会実現にむけた演劇ワークショップに興味がある方、ワークショップの進行をしたい、もしくは、ワークショップを学びたい高校生以上の方。

※ ワークショップの様子を写真・映像等で撮影します。撮影した写真・映像等は、報道やオウンドメディアへの掲載、各種報告書等で使用する場合があります。

※ 高校生は、参加にあたり保護者の同意が得られること。

応募方法

以下のフォーム(Googleフォーム)からご応募ください。

お申込み締切

 2026年 1月13日(火)AM 10:00

申込み者多数の場合には抽選を行います。
結果につきましては、1月16日(金)までにメールにてお知らせいたします。

シンポジウム

《楽しくつながるプロジェクト》は、6年目を迎えました。
6年目の2025年度は、施設と施設のさかい、支援する側とされる側のさかいをなくし、もっと楽しくつながることを目標に、4つのプログラムを実施しました。
それぞれの地域・施設・会場で、どのような活動をして、どのような体験をしてきたのか?
ファシリテーターが、各々の取り組みを映像と共に紹介します。
シンポジウム終了後に、会場での懇親会を予定しています。(1時間程度。参加費あり)
シンポジウムと懇親会は、どなたでもご参加いただけます。

さまざまな人たちとつくる演劇の可能性
シンポジウムはハイブリッド形式(対面とオンライン)で開催

2026 年2月11日(水・祝) 15:30〜18:00
(受付開始 15:00から)

会場:新宿NPO協働推進センター
(〒169-0075 新宿区高田馬場4-36-12 TEL:03-5386-1315)
アクセス

<パネリスト>

 静岡県伊東市  河田園子
「伊東が舞台!障害を越えて、演劇でつながる笑顔の輪」
障害者同士がサポートしあい自発的活動を促進するための場創り

2017年文化庁在外研修員として渡英。劇場と地域のつながりについて研修。帰国後に障害者と活動を始める。これまでに東京多摩学園、静岡県三島市にじのかけ橋で、知的障害者との演劇創作を行っている。静岡市ラウドヒル計画でも障害者と演劇ワークショップを開催している。

 石川県かほく市  黒田百合
「手と体を使って表現しよう!」
聴覚障害者と市民による演劇公演

演出家。1990年に金沢で劇団夢宇人を立ち上げ演出活動に入る。金沢市民芸術村ドラマ工房ディレクターを経験し、社会の中での演劇の在り方を考え、障がいのある人たちとアートセンター「エイブルベランダBe」で毎年公演を実施。劇・遊び・表現活動Tenseeds代表。

 長崎県諫早市  小松原 修
「喜びを分かち合い、安心を共有する– みんなが主役のハレ・ケ・ドラマ」
重度知的障害者と海外からの技能実習生を包括する施設内での日常を基盤とした生活劇

佐賀大学大学院准教授。ファミリーシアターやエイブルオンラジオなど、演劇・メディアを使って、障害当事者の魅力を新しい形で社会にブランディングしている。KDAサポートセンター(2020年〜2022年)、岡山(2023年〜2024年)にて舞台演出等。2018年「障害者の生涯学習支援」文部科学大臣表彰。

 東京都豊島区  関根好香
「しりあおう。はなそう。あらわそう。」
さまざまな言語的・文化的バックグラウンドをもつ人がまざりあう演劇ワークショップ

俳優・ファシリテーター。演劇ユニット思考動物所属。未就学児から小・中学校の特別支援教室などで、ワークショップや作品創作に携わる。近年は、様々な言語的・文化的な背景を持つ人たちを対象にするなど活動の場を広げている。

 司会進行  柏木 俊彦

参加料
無料

定 員
会場:60名 (手話通訳あり)
オンライン:80名 (手話通訳あり)

応募条件
どなたでもご参加いただけます。
オンライン参加でお申し込みいただいた方には、2月10日(火)22時までにメールにて配信URLをお知らせします。

お申込み方法
Peatix(ピーティックス)からお申込みください。

https://tsunagaru2025.peatix.com

お申込み締切

 2026年 2月 9日(月)23:59
※ 定員に達した際、その時点で締め切りとなる場合がございますのでご容赦ください。

お問い合わせ先

tunagaruengeki@gmail.com


< 社会包摂部員 >
〈関東〉荒川貴代、落合咲野香、柏木俊彦、金子真美、黒木裕太、佐川大輔、櫻井拓見、菅田華絵、杉田健介、関根好香、谷口眞記、中村真季子、野﨑美子、畠山邦男、深堀絵梨、前嶋のの〈東海〉河田園子〈北陸〉黒田百合〈関西〉佐藤拓道、庄﨑隆志、谷川翔吾〈中国〉和田喜夫〈九州〉上田奈津美、小松原修、富永充宣、寺井よしみ


< 共催・協力 >

「聴覚障害者と市民による演劇公演」
共催)かほく市
協力)手話サークル つつじの会

「障害者同士がサポートしあい自発的活動を促進するための場創り」
協力)特定非営利活動法人地域生活・就労サポートセンターすぅ、社会福祉法人クープ生活介護事業所Side by Side

「重度知的障害者と海外からの技能実習生を包括する施設内での日常を基盤とした生活劇」
協力)社会福祉法人 ことの海会 きぼうの里

「さまざまな言語的・文化的バックグラウンドをもつ人がまざりあう演劇ワークショップ」
協力)VILLA EDUCATION CENTER(VEC)


日本演出者協会は、ハラスメント防止に努めています。参加のお申込みをされる前に、必ず「日本演出者協会事業におけるハラスメント防止ガイドライン」をご確認ください。


文化庁委託事業
『令和7年度障害者等による文化芸術活動推進事業』
社会と知的障がい者施設を演劇でつなぎ地域のプラットフォームをつくる事業

〇主催:文化庁・一般社団法人日本演出者協会
〇制作:一般社団法人日本演出者協会

一般社団法人日本演出者協会
〒160-0023 東京都新宿区西新宿6-12-30 芸能花伝舎3F
TEL:03-5909-3074 (平日11:00-18:00) FAX:03-5909-3075


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