日本の戯曲研修セミナーin東京
岸田理生『ソラ ハヌル ランギット』を読む!


終了しました。

たくさんのご参加ありがとうございました。


東京実行委員会が開催する日本の戯曲研修セミナーにおいて、3年ぶりの対面の企画として岸田理生を取り上げます。『ソラ ハヌル ランギット』の1シーンを3人の演出家が実験的に演出・上演することにより、 戯曲の魅力と可能性、またその課題を探求します。 最終日は発表会と、演出家・俳優・実行委員を交えたフィードバックを公開します。

岸田理生

劇作家、演出家、脚本家。 1946年、 長野県に生まれる。 1974年に寺山修司主宰 の「演劇実験室・天井桟敷」に入団 し、寺山と共同で数多くの作品を手がける。一方早稲田大学演劇研究会の仲間と「哥以劇場」を旗揚げし、独自のオリジナル戯曲を書き始める。 83年、寺山病没後、「岸田事務所+楽天団」を結成し、 『糸地獄』で岸田戯曲賞を受賞(85年)。92年には オーストラリアのパース演劇祭、アデレード演劇祭で、『糸地獄』を上演し、好評を得る。92年より「国境を越える演劇シリーズ」を開始。97年国 際交流基金制作作品『リア』に劇作家として参加。 2001年日本、韓国、 シンガポールの俳優により初の多言語作品 『ソラ ハヌル ランギット』を劇作、演出。 2003年病没。


開催日時

【事前研修】※非公開
戯曲読み&ディスカッション&ゲストトーク

2023/1/28㊏・29㊐13:30-17:00
参加者:3人の演出家+ゲスト岡田蕗子+担当実行委員

ゲストトークは後日録画による配信などを予定しております。

【事前研修】※非公開
3人の演出家による稽古

2023/2/23㊍㊗・24㊎13:30-21:00

『ソラ ハヌル ランギット』の1シーンを3人の演出家がそれぞれ演出・発表

2023/2/26㊐ 公 開・見学者募集
14:00~17:30

発 表

演出
富安美尋  木皮 成  吉野 翼

出演
池田ヒトシ 岩崎聡子 加古みなみ 蔵人 小林拓生 中村早苗 山森信太郎

池田ヒトシ
岩崎聡子
加古みなみ
蔵人
小林拓生
中村早苗
山森信太郎

ディスカッション&ゲストトーク

木皮成 冨安美尋 吉野翼 EMMA 川口典成 黒澤世莉

ゲスト) 岡田蕗子 宗方駿

司 会) 丸尾聡

会  場

下北沢アレイホール
東京都世田谷区北沢2-24-8 下北沢アレイビル3階
★京王線・小田急線「下北沢」駅より徒歩2分

使用戯曲

岸田理生:『ソラ ハヌル ランギット

ある〈町の人々〉の生活を背景に、 旅の男と囚人たちが、日本語と外国語による モノローグを通して、加害、抑圧、逃亡など多様なイメージを紡ぎ出す。

戯曲は「虚空文庫」からダウンロードできます。
http://suiseidou.cool.coocan.jp/data/sora.pdf

3人の演出家

木皮 成(キガワセイ)

振付家・パフォーマー・映像作家。1990年、和歌山県生まれ。2010年からアジア舞台芸術祭に継続的に参加。 2015年にカンボジアで活動する。 帰国後、ダンスカンパニーデペイズマンを立ち上げ、映像・演劇・ダンスや近年ではVRやARを自ら実装する多様なアプローチで「現代の 身体」をテーマにした作品を発 表し続けている。多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科非常勤講師。 北区歴史文化財団芸術鑑賞事業担当アーティスト。

富安美尋 (トミヤス ミヒロ)

桜美林大学芸術文化学群演劇専修卒業。在学中、学生劇団を主宰。脚本・演出を担当。卒業後、映像脚本の勉強を開始。2019年 NHK創作テレビドラマ大賞佳作一席受賞。2021年Paravi配信ドラマ「着飾らない恋には理由があって」にて脚本家デビュー。「塩介と甘実(3、4話)」「5分後に意外な結末」「束の間の一花(5、6話)」「少女夢幻 「論I・II」など脚本執筆。

吉野 翼(ヨシノタスク)

Performing Gallary&Cafe 絵空箱 店主・吉野翼企画代表・黒鳶-kurotobi- ・ B機関。日本演出者協会会員。演出家、演出補佐、俳優、照明、舞台監督、各スタッフとしても活動、様々の公演に携わる。 岸田理生アバンギャルドフェスティバルへの参加や、寺山修司、江戸川乱歩、近代能楽集等、数々のアンダーグラウンド前衛演劇を演出。ダンス、能楽、華道、生演奏、合唱、 緊縛、映像、身体表現、など、多種多様な表現手法を取り入れたアバンギャルドパフォーマンスを駆使し作品を創作する。

ゲスト プロフィール

岡田蕗子(オカダ フキコ)

演劇研究者。京都芸術大学舞台芸術学科専任講師。大阪大学大学院博士後期課程修了(演劇学専攻)。博士(文学)。演劇は、中学生の時に奈良県の山中で維新派の野外劇を観たことで好きになりました。大学生の時に hmp(現・エイチエムピー ・シアターカンパニー)の『Rio.』 に出たときに岸田理生の戯曲に出会い、大学院で専門に。 特徴的な言葉の表現の面白さを捕まえることに苦心しました。関西エリアの公演の批評やお手伝いもします。AICT関西支部会員。著書に『岸田理生の劇世界 アングラから国境を越える演劇へ』(大阪大学出版会、2021年)。

料  金

発表会 (2/26)の見学:1,000
協会員無料

お申込み

件名を「岸田理生セミナー」とご記入の上、日本の戯曲研修セミナーin東京 実行委員会までメールにてご連絡ください。
メールアドレス✉ gikyokubu.tokyo@gmail.com

お申込み締切

2023年 2月 25日㊏22:00

※定員に達しましたら受付順で締め切らせていただきます ので、お早めのご予約をお願いいたします。

コーディネーター

川口典成

ファシリテーター

丸尾聡

日本の戯曲研修部《東京》
担当実行委員

EMMA (旧・豊永純子) 、川口典成、
小林拓生、蔵人、黑澤世莉、丸尾聡

宣伝美術

松田陽子

文化庁委託事業

「令和4年度次代の文化を創造する新進芸術家育成事業」

主催

文化庁 /  一般社団法人日本演出者協会

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