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【配布停止】『はじめての演劇』【演劇入門書】

これさえ読めば初心者でも公演がつくれる!『はじめての演劇』

演劇の「啓蒙と普及」をテーマに、演劇の教科書作りを手掛けている日本演出者協会・教育出版部が監修した『はじめての演劇』を公開しました。以下から無料でダウンロードできます。

無料ダウンロードは2022年12月31日に停止しました。たくさんのダウンロードありがとうございました。今後の公開予定など、最新情報はこちらのweb、および日本演出者協会教育出版部twitterにておしらせいたします。

(PDFファイル、28MB)

『はじめての演劇』とは?

あなたがお手にとってくださった、またはダウンロードしてくれたこの『はじめての演劇』は、日本演出者協会の、教育出版部が作成したものです。

「はじめて演劇をつくるけれど、何から手をつけたらいいかわからない!」そんな方のお役に立つ演劇入門書を目指して編集しました。

たとえば、
演劇部に入部したばかりの高校生や、
未経験なのに演劇部の顧問になってしまった新任教員、
研修で導入しているロールプレイの質を上げたい会社員、
忙しい合間に地域行事の短編演劇をつくる公務員、
働きながら趣味として市民劇に参加してみたい方、
リタイアして仲間と表現活動をはじめてみようという方、
やってみる気はないけれど、演劇づくりの裏側に興味がある方、

の一助になればと願い上梓しました。

『はじめての演劇』の特徴は、現在第一線で活躍しているプロフェッショナルの演劇人が執筆していることです。実践的ですぐ役に立つ知識を惜しむことなく、かつ初心者にもわかりやすい文章で提供していただきました。この場を借りてお礼を申し上げます。
わたしたちは、より親しみやすく伝わりやすい入門書を目指して、執筆者の個性を活かすことにしました。プロフェッショナルな演劇人を集めた網羅的な演劇入門書は貴重ですので、文章に表れる個性の違いも含めて楽しんでください。

『はじめての演劇』は、三部構成になっています。「概論編」では、演劇づくりをはじめる前に、そもそも演劇ってなんだろう?どんな役割があるんだろう?などの全体像をざっくりと把握できます。「知識編」では、演劇にまつわる歴史やジャンル、用語などを学ぶことができます。「実用編」は、この入門書の核となる部分です。演劇をつくる際に必要となる実践的なノウハウが得られますので、ぜひ実際に試してみてください。
頭から全部読むことで、基本的な演劇づくりの全体像を把握することができます。また、必要な部分を必要なときに便覧として活用できます。たとえば俳優をやる方は「実用編」の「演技」を、衣裳をやる方は「実用編」の「衣裳」を、もくじからたどって確認しやすくなっています。

日本演出者協会では、演劇入門書づくりが長い間の念願でした。演劇をはじめたいと思ったときに、せっかく熱意があっても、どうしていいかまごまごしている間にその思いを忘れてしまう。そんなときに役に立つ演劇入門書があれば、演劇の面白さを味わえる方が増えるはずだ、そう考えています。
一方で、多様な分野の演出者の多彩な価値観を反映するには、たくさんの議論や時間が必要でした。演劇は、人の数だけあるので、それぞれが考える演劇入門書を、ひとつの方向に束ねていくにもたくさん話し合いました。時間をかけたことでより『はじめての演劇』というタイトルにふさわしい入門書になりました。

もし、読んでいただいて感想や、わかりにくい部分、もっと知りたい要素、間違いやご意見などありましたら、日本演出者協会にメールにてご連絡ください。執筆者にもフィードバックさせていただきます。もし評判がよければ、今回盛り込めず泣く泣くカットした要素を盛り込んだ、第二巻を公開できる、かもしれません。

『はじめての演劇』と出会って演劇をやってみたくなった方が、演劇づくりに挑戦してくださるときに、お役に立てれば幸いです。

一般社団法人日本演出者協会教育出版部『はじめての演劇』編集チーム
黒澤世莉・篠本賢一・谷藤太・中村ひろみ・山崎哲史・横尾圭亮

(PDFファイル、28MB)

また、教育出版部ではEラーニングコンテンツ「舞台芸術スタッフの仕事」も無料で公開しています。『はじめての演劇』とあわせてご視聴いただくことで、より公演づくりに役立つ学習ができます。ご視聴はYou Tube「日本演出者協会・教育出版部」チャンネルからどうぞ。

トレイラーはこちらから

【文責】日本演出者協会・教育出版部

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